ニュース 電子 作成日:2019年1月14日_記事番号:T00081461
電子機器受託生産大手、英業達(インベンテック)傘下、英華達(インベンテック・アプライアンシズ)の何代水総経理は11日、中国の江西省南昌市に新工場を設置したと明かした。今年上半期にも出荷を開始する。上海工場の生産を補完する方針で、米国の大口顧客のスマート端末の受注を狙う。市場では、アップルのワイヤレスイヤホンAirPods(エアポッド)を生産するとみられている。12日付経済日報などが報じた。
何総経理は、南昌工場は10万平方メートル規模で、上海工場に比べ30%のコスト削減が可能だと説明した。市場では、インベンテックはエアポッドの受注を、中国の立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)に値下げ競争で奪われ、歌爾(Goertek)にも一部奪われたとみられている。
インベンテックの卓桐華董事長は同日、米中貿易戦争の影響で、今年の▽ノートパソコン▽サーバー▽スマート端末──の出荷台数は横ばいとの見通しを示した。一方、▽第5世代移動通信(5G)▽人工知能(AI)▽自動運転車──関連では今年新製品を続々出荷し、2020~21年の売上高構成比が10%を超えると予測した。
インベンテックの18年通年売上高は、前年比8.4%増の5,070億台湾元(約1億8,000万円)と、過去最高を更新した。昨年12月は週当たりの出荷台数がピークに達し、中央演算処理装置(CPU)供給不足の影響もなかった。
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