ニュース 石油・化学 作成日:2019年1月14日_記事番号:T00081467
信昌化学工業(TPCC)の林園工場(高雄市)のフェノール・アセトン生産ラインで12日夜、火災が発生した。約2時間半後に鎮火、けが人は出なかったものの、損害額は初期見積もりで約1,800万台湾元(約6,300万円)と推定されている。高雄市政府環境保護局(環保局)は、火災による汚染物質流出に対し、空気汚染防制法(大気汚染防止法)に基づき罰金100万元を科すとともに、火災の発生したクメン関連工程の操業停止を命じた。14日付工商時報などが報じた。
同社は4年前にも火災を起こしており、付近の住民に緊張が広がった(13日=中央社)
火災が発生したのは第4クメン酸化反応器で、昨年12月21日から実施していた定期検査を終え、今月9日に材料を搬入し、11日から反応操作を始めたばかりだった。詳しい原因は消防などが調べている。
信昌化学工業によると、その他の設備に火災による影響はなく、第2生産ラインは3日以内に生産能力を50%まで回復する予定だ。第1生産ラインは、生産停止を命じられた第4クメン酸化反応器以外の再稼働を2週間で申請し、段階的に生産能力87%まで回復する見込みだ。関係者によると、工場と設備材料の損害については保険会社への請求が可能だという。
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