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SASが長期調達契約変更、損失縮小狙う【表】


ニュース その他製造 作成日:2019年1月14日_記事番号:T00081468

SASが長期調達契約変更、損失縮小狙う【表】

 太陽電池用シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は11日、多結晶シリコンメーカーの韓国OCIとの長期調達契約を変更すると発表した。SASはシリコンウエハー関連の減損損失として22億6,700万台湾元(約80億円)を昨年第4四半期決算に計上し、契約変更は損失の拡大を防ぐことが狙いだ。12日付経済日報などが報じた。

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 SASは太陽電池市場の激しい変動を受け、OCIとの契約履行が困難となったため契約変更でOCI側と合意した。SASは、契約変更により同社の経営体質が強化され、市場の激しい変動に対応しやすくなると説明した。

 SASのシリコンウエハー生産能力は約1ギガワット(GW)で、多結晶シリコンウエハーが中心だが、単結晶シリコンウエハーの方が需要が強いため、同社は苦しい状況に立たされている。