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電気・ガソリン値上げパン屋・飲食店に大打撃


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年6月16日_記事番号:T00008148

電気・ガソリン値上げパン屋・飲食店に大打撃


 16日付経済日報によると、パン・ケーキ販売店や飲食店で、原料価格の高騰や、電気料金・ガソリン価格の値上げを受け、コスト増による倒産の波が押し寄せる恐れがある。

 パン・ケーキ販売業者は昨年600社以上が業務を取り止めており、台湾全島に店舗を構える丹比食品実業(DANBY)も5月末、営業を終了した。同業組合によると、台北県ではこの1年で100社近くが倒産しており、同業態では電気、ガソリン、水道などの費用が支出全体の15%を占め、一度に大幅な値上げがあると負担が大きいと指摘した。

 政権交代後の電気、ガソリンの値上げで、小型店では1カ月当たり10万台湾元(約35万円)近いコスト増となるという予測もある。

 経済日報によると、飲食店業でも、物価上昇のあおりを受け、中規模レストランの規模縮小が相次いでいるという。台北市では敦化南路・北路、林森北路、復興南路・北路など、賃貸料が比較的高い地域で特に空き店舗が目立っており、この10年で最大の危機に直面しているという。

 ある衛生用品専門業者によると、顧客の半数以上が倒産しており、営業を続けている顧客も、商品の代金回収に不安を抱えているとしている。