ニュース 電子 作成日:2019年1月15日_記事番号:T00081485
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)の予測によると、今年のスマートフォン世界生産台数は14億1,000万台で、前年比3.3%減少する見通しだ。市況が悪化すれば、5%減もあり得るという。3年連続の前年割れ、過去10年で最も悪くなるとの予測で、台湾の製造業や輸出に打撃が予想される。15日付経済日報が報じた。
台湾の電子業界は近年スマホ向けの比率が高く、▽聯発科技(メディアテック)▽台湾積体電路製造(TSMC)▽大立光電(ラーガン・プレシジョン)▽可成科技(キャッチャー・テクノロジー)▽鴻海精密工業▽和碩聯合科技(ペガトロン)▽英業達(インベンテック)──などが打撃を受ける見通しだ。
トレンドフォースはスマホ前年割れの理由として、▽米中貿易戦争による不確実性▽スマホ買い替え周期の長期化▽スマホブランド各社のイノベーション欠如──を挙げた。
ファーウェイ、2位浮上へ
トレンドフォースの予測によると、今年のブランド別生産台数は、サムスン電子がシェア20%で首位を維持。華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が前年比9.8%増の2億2,500万台、シェア16%で2位に浮上。アップルは1億8,900万台に12%減少し、シェア13%で3位に転落する見通しだ。
昨年は▽サムスン、2億9,300万台(前年比8%減)▽アップル、2億1,500万台(3%減)▽ファーウェイ、2億500万台(30%増)──だった。
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