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東芝インフラシステムズ、台鉄車両の電気品受注


ニュース 機械 作成日:2019年1月15日_記事番号:T00081486

東芝インフラシステムズ、台鉄車両の電気品受注

 東芝インフラシステムズ(本社・川崎市、秋葉慎一郎社長)は15日、台湾鉄路(台鉄)の通勤電車520両(10両52編成)向けの変圧器、電力変換装置、電動機などの主回路システム電気品一式を受注したと発表した。2019年から車両製造を行う韓国・現代ロテムに順次納入する。車両の営業運転は20年末に開始予定だ。

/date/2019/01/15/05toshiba_2.jpg同社の電力変換装置。通勤電車EMU800系に採用された(同社リリースより)

 変圧器は、電動機を駆動制御する電力変換装置および補助電源装置に電力を供給する強制風冷タイプと、電力変換装置のみに電力を供給する小型自冷タイプの2種類を納入する。電力変換装置は、台鉄の速度指令方式に基づく制御システムを適用し、高い信頼性の確保と省エネルギー化を図る。

 東芝インフラシステムズはこれまで台鉄向けに、00年に通勤電車EMU600系向けの電気品を納入したのを皮切りに、700両以上の車両用電気品を納入した。台湾高速鉄路(高鉄)にも電気品などの納入実績がある。

 東芝インフラシステムズは今回の受注について、台湾市場での豊富な実績が評価されたと分析。また、台鉄は15年に、10年間で1,000億台湾元(約3,500億円)を投じて1,300両以上の新型車両を購入する計画を発表しており、東芝インフラシステムズは台湾を鉄道事業の注力市場と位置付け、今後も受注活動を続けていくと表明した。