ニュース 石油・化学 作成日:2019年1月15日_記事番号:T00081489
台湾中油(CPC)の新第3ナフサ分解プラント(新三軽、高雄市林園区)は14日夜、電力系統の故障により設備が自動停止した。稼働停止後、工場側が排気塔から半製品を燃焼排出させたことで大きなフレアが上がり、黒煙が立ち込め、付近の住民に不安が広がった。15日付経済日報などが報じた。
CPCの新第3ナフサ分解プラントから立ち上るフレア。林園工業区では12日に信昌化学工業(TPCC)で火災が発生したばかりだ(14日=中央社)
新第3ナフサ分解プラントは、同社最大の生産拠点で、年産能力は72万トン。付属の芳香族炭化水素工場、ブタジエン抽出工場も稼働を停止した。同社は稼働再開に向け、関連設備の安全確認を進めている。
新第3ナフサ分解プラントは、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)▽台聚集団(USIグループ)▽亜洲聚合(APC)▽東聯化学(OUCC)▽李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)──など石化メーカー20社余りに供給しており、稼働停止が長引けば影響が懸念される。
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