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18年PC世界出荷、7年連続減少【表】


ニュース 電子 作成日:2019年1月16日_記事番号:T00081512

18年PC世界出荷、7年連続減少【表】

 市場調査会社、ガートナーの発表によると、2018年の世界パソコン出荷台数は2億5,938万5,000台と、前年比1.3%減少し、7年連続の減少となった。米中貿易戦争による需要減退、インテル製の中央演算処理装置(CPU)供給不足の影響を受けた。台湾メーカーでは、宏碁(エイサー)が1,572万9,000台(7.9%減、シェア6.1%)で5位、華碩電脳(ASUS)が1,553万7,000台(13.5%減、シェア6%)で6位だった。16日付工商時報が報じた。

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 18年PC出荷台数の上位3位は▽聯想集団(レノボ)▽HP▽デル──で、それぞれ前年を上回った。4位のアップルは5%減だった。

 ASUSについて証券会社は、従来型ノートPCとスマートフォン事業で激しい競争に直面している他、昨年末に経営陣刷新と製品ラインアップ調整を行ったところで、業績の谷間から抜け出すまでまだ時間がかかるとの見方を示した。

 エイサーについては、ロー~ミドルエンドPCのインテルCPU供給不足が深刻で、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)製のCPU採用を増やしているが、まだ足りていないと指摘。CPU供給不足が和らぐのは今年第2四半期以降と予測した。

 証券会社は、今年第1四半期のPC需要は依然弱含み、CPUの供給不足は約10%と予測した。一方、CPUの供給不足が改善すれば、企業向け買い替え需要が期待でき、通年の見通しは明るいとみている。