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新光合成繊維、旧ポリマーラインを再稼働


ニュース その他製造 作成日:2008年6月16日_記事番号:T00008152

新光合成繊維、旧ポリマーラインを再稼働


 一貫化学繊維メーカー、新光合成繊維(新繊)は、特殊繊維の競争力を好感し、一昨年生産を停止した旧ポリマー生産ラインを再稼働させる。呉東昇同社董事長は先ごろ、早ければ10月には量産に入り、日産260トンのポリマー生産を目指すと語った。同ラインでは主に工業用プラスチック原料、高付加価値の産業用樹脂や薄膜などの製品を生産し、利益に貢献させたいとしている。16日付経済日報が報じた。

 新繊は昨年、数年にわたる体質改善が奏効して3年連続の赤字を脱し、純利益は6億3,800万台湾元(約22億7,000万円)となった。今年、昨年の業績を上回れるかについて呉董事長は、「非常に難度の高い挑戦となる」との見方を示した。

 呉董事長によると、川上で原料となる高純度テレフタル酸(PTA)、エチレングリコール(EG)の高騰が続いており、製品の販売価格が原料価格の値上げに追い付いていないという。製品の差別化を利益維持の重点としており、同社の非衣類用繊維の比率は現在7割に達しているという。