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人民元預金残高、14年以来の3千億元割れ


ニュース 金融 作成日:2019年1月16日_記事番号:T00081524

人民元預金残高、14年以来の3千億元割れ

 中央銀行は15日、台湾の市中銀行における人民元預金残高が昨年12月に2,984億4,000万人民元(約4兆7,800億円)まで減少し、2014年10月以来初めて3,000億人民元の大台を割り込んだと発表した。中銀関係者は「電子業界で三角貿易の代金支払いが増え、人民元預金を充てたためだ」と説明した。16日付経済日報が伝えた。

 ただ、人民元預金の減少は最近の人民元安と関連があるとみられる。それでも1月に入り、人民元は反発しており、残高が3,000億人民元の大台を回復するかどうか注目される。

 銀行幹部は「大口顧客が人民元の今後の動きを悲観しているほか、代金支払い需要もあり、人民元預金を解約して、代金支払い後の残りも米ドル預金に預け替えている」と指摘した。