ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

日立、永大機電へのTOB開始


ニュース 機械 作成日:2019年1月17日_記事番号:T00081543

日立、永大機電へのTOB開始

 日立製作所は16日、100%子会社である台湾日立電梯を通じて、台湾のエレベーター最大手、永大機電工業の発行済み株式の全数取得を目標に、17日より1株60台湾元(約210円)で公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。期間は3月7日まで。TOB実施は昨年10月に発表していたが、このほど関係当局の承認が得られた。

 日立は100%子会社の日立ビルシステム(本社・東京都千代田区、関秀明社長)と合わせて永大機電の11.7%の株式を保有しており、TOBを通じて永大機電の完全子会社化を目指す。なお、永大機電の株式4.3%を保有する創業家で名誉董事長の許作立氏もTOBに応じることで既に契約を締結している。

 日立が取得を目指すのは、保有分を除いた永大機電の流通株式3億6,096万4,461株で、取得にかかる費用は約216億5,000万元、最低でも発行済み株式の21.6%に当たる8,850万4,328株を取得する。この場合の取得費用は53億元となる。

 日立は、TOBによって永大機電との50年にわたる提携関係が深化し、中国、アジア事業を拡大できると説明した。