ニュース 商業・サービス 作成日:2019年1月18日_記事番号:T00081578
国家通訊伝播委員会(NCC)がケーブルテレビ(CATV)のチャンネル番号変更を認めないことを不満として、台湾市場からの撤退を検討していると報じられたスカパーJSATホールディングス傘下のWAKUWAKU JAPAN(WWJ)は17日、川西将文社長がNCCを訪れて、公平な競争環境の整備を要望。他の日本番組チャンネルと同一エリアに配置して、視聴率向上に協力するよう求めた。18日付経済日報が報じた。
WWJはCATV業界大手の大手、凱擘(kbro)との交渉を通じてNCCにチャンネル番号の変更を申請したが、地方自治体の意向などを理由に認められなかった経緯がある。
川西社長は詹婷怡NCC主任委員に対し、台湾でWWJを視聴する場合、CATVのベーシックチャンネルを契約した上でHDチャンネルセットの購入が必要で、さらにWWJのチャンネルが212番、219番、244番など日本番組チャンネルが多い70番代と離れているため、広告料が低くなると問題点を説明した。市場では、同社の台湾事業は参入から2年で5億5,000万台湾元(約19億5,000万円)の赤字を計上したと伝えられている。
川西社長の陳情に対し、NCC側は引き続き台湾で事業を継続するよう要請した。NCCがCATVチャンネルの見直しに取り組むのか業界では注目されている。
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