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藍天電脳、百脳匯の台湾回帰上場を検討


ニュース 電子 作成日:2008年6月16日_記事番号:T00008158

藍天電脳、百脳匯の台湾回帰上場を検討


 藍天電脳(クレボ)の許崑泰董事長はこのほど、同社が中国で展開するIT(情報技術)製品量販店「百脳匯」の台湾での上場を検討していることを明らかにした。当初は香港かシンガポールで不動産投資信託(REIT)の発行を見込んでいたが、中台関係の改善を受け、台湾上場を優先的に検討していくことにした。16日付経済日報が伝えた。
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 許董事長は「百脳匯は台湾でも知られており、回帰上場やREIT発行は最善の結果といえる」と話した。百脳匯は今年下期にもインターネット販売を開始するなど積極的な市場開拓を進める方針だ。

 許董事長は「中国のIT市場はまだ成熟しておらず、多くの店舗で毎年20~30%の増収を記録している。IT市場はまだ消費者のピラミッドの上部をターゲットにしているにすぎず、まだ中層、下層に消費者層を抱えている。そこにノート型パソコン業者が低価格モデルを投入した目的があり、百脳匯にとっても大きな成長空間になる」と述べた。

 一方、16日付工商時報によると、百脳匯は15日、福建省アモイ市に中国13号店を開業した。百脳匯の蔡明源総裁は記者会見で「海を隔てた金門島の消費者も船でアモイに渡り、パソコンを購入してもらいたい」と述べた。