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92共識問題、民進党が韓市長を追及


ニュース 政治 作成日:2019年1月18日_記事番号:T00081583

92共識問題、民進党が韓市長を追及

 韓国瑜高雄市長(国民党)は17日、高雄市議会で初の代表質問に答え、民進党議員団は「1992年の共通認識(92共識)」をめぐる韓市長の認識について執拗(しつよう)に追及した。18日付聯合報が伝えた。

/date/2019/01/18/17han_2.jpg韓市長は施政報告で、経済発展に注力し、謙虚な気持ちで臨むと述べ、議会の協力を呼び掛けた(17日=中央社)

 民進党議員団は韓市長の選挙公約が「風船が割れるように見えなくなっている」と皮肉り、韓市長が不得意な台湾語で質問を浴びせる議員もいた。

 陳水扁元総統の長男、陳致中市議は、92共識に対する認識について質問。韓市長は「92共識は両岸(中台)交流で最も重要な指針であり、選挙前から92共識を受け入れると述べてきた」と答弁した上で、「自分が言うところの92共識とは、中華民国憲法と両岸人民関係条例、そして所属政党である国民党の政策に基づくものだ。自分は92共識の固い支持者であり、そうしてこそ、物が売れ、人がやってくる」と持論を展開した。

 これに対し、陳市議は中国の習近平国家主席による最近の一連の発言で、92共識はもはや存在しなくなったとの認識を示し、それでも92共識を堅持するのかと質問。韓市長は「自分が認める92共識は一国二制度ではない」と述べ、中国側の主張とは一線を画した。