ニュース 社会 作成日:2019年1月18日_記事番号:T00081584
先ごろ就任した蘇貞昌行政院長は昨年、新北市長選挙に出馬した際、フェイスブック(FB)やLINE(ライン)といったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した選挙運動を展開して話題を集めたが、行政院長への就任に当たり、各部会(省庁)のトップに市民の気持ちをつなぎ止める努力をするよう指示。これを受けてFBのライブ配信機能を使って業績を訴えたり、政策を説明したりする閣僚が相次いでいる。
労働部は17日に開催した会議を初めてFBでライブ配信した。その中で許銘春部長は、ネットユーザーに親近感を抱いてもらおうとしてか、自身を「阿春(春さん、春ちゃん)」と称した上で、就任以来、労働者の後ろ盾となれるよう努力し、最低賃金の引き上げなどの業績を積み上げてきたと説明。さらには台湾語の人気曲、「甲你攬牢牢(あなたを強く抱きしめる)」を歌い上げ、労働部の職員や雇用主に「労働者を抱きしめよう」と呼び掛けた。
科技部も同日、FBを通じて陳良基部長のインタビューをライブ配信。陳部長は政策や課題について語った上で、今後もライブ配信を通じて、科学技術や政策に関する情報を気軽な形で伝えていきたいと述べた。陳部長も、かつて教育部在籍時に同僚から贈られたユニコーンのぬいぐるみ「チチ」を抱えて親しみやすさを演出した。
ただ今回、閣僚2人が行ったライブ配信の同時視聴者数は、許部長がピーク時で200人余り、陳部長は終始70人を超えることはなかった。
一方、政治家によるSNS活用の先駆者として知られる柯文哲台北市長や韓国瑜高雄市長は、配信を行えば7万人を超える視聴者を集めている。単純には比べられないが、閣僚が人気を獲得するにはかなりの努力と工夫が必要だろう。
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