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ファミマ、高雄にレストラン複合店


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年1月19日_記事番号:T00081586

ファミマ、高雄にレストラン複合店

 コンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)は18日、高雄市鼓山区で、台湾初となるレストラン複合店(高雄天誠店)をオープンした。専門のシェフによる、オーガニックスーパーマーケットの天和鮮物の厳選した食材を使用したパスタなど20種類以上のできたて料理を提供する。19日付工商時報などが報じた。

/date/2019/01/19/00top1_2.jpgカウンターから直接受け取り、できたてを食べることができる(同社提供)

 高雄天誠店は、高雄市立美術館近くに位置し、店舗面積約100坪のうち飲食スペースが43坪を占める。座席は60席と、台湾のファミマ最多だ。

 レストラン部分の営業時間は、午前11時~午後3時と午後5時~8時。セミオープン型のキッチンでシェフが調理する。パスタ、リゾット、グラタンの他、▽西班牙烘蛋(スペイン風オムレツ、トルティージャ)▽黄金鯧米粉(シマガツオのビーフン)▽龍虎斑魚排粥(アカマダラハタのおかゆ)──など20種類以上のできたて料理を提供する。価格は60~480台湾元(約210~1,700円)。今後、ヨーロピアンスタイルのブランチの提供も計画している。ターゲットは30~40代の消費者だ。

/date/2019/01/19/00top_2.jpgコンビニ商品と自由に組み合わせ、手軽に食事できるのも魅力だ(同社提供)

 ファミマと天和鮮物は4年前から提携しており、北部にコンビニとスーパーの複合店「全家X天和鮮物」が6店舗ある。有機野菜、果物、弁当、ジュースなどを販売しており、売上高は通常店より2割多い。そこで今回、両社にとって南部初めての複合店となる、レストラン併設の高雄天誠店をオープンした。

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複合店が多様化

 ファミマは昨年3月、韓国のフライドチキンチェーン「bb.q CHICKEN」との複合店を新北市で開設し、台北市、台中市、高雄市を合わせ5店舗まで拡大した。この他、昨年12月に台北市で自社の入れたてコーヒー「レッツカフェ」の旗艦店をオープンするなど、イートイン・テークアウト商機獲得に注力している。

 一方、最大手のセブン-イレブンも複合店を強化している。昨年12月にはプレミアムコーヒーの新ブランド「!+? カフェリザーブ」をはじめ、▽烘焙坊(ベーカリーエリア)▽糖果屋(菓子売り場)▽博客来(書店)▽K・Seren(コスメ売り場)──を併設した6業態の大型複合店「Big7」を台北市中正区でオープンした。

【表】