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裕隆集団、事業を4グループに再編へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年1月22日_記事番号:T00081640

裕隆集団、事業を4グループに再編へ

 自動車大手の裕隆集団は21日、グループ企業190社を自動車、金融、紡織、建設の4つの事業グループに再編し、持ち株会社への株式移転で管理責任を明確にしていく方針を明らかにした。22日付経済日報が伝えた。

 裕隆集団ではこれまでグループ企業同士の株式の持ち合いなどで経営責任が不明確だったが、今後は株式持ち合いの整理を進める。昨年12月に死去した厳凱泰(ケネス・イエン)前執行長の妻、厳陳莉蓮氏が執行長に就任して以降で最大の組織再編となる。

 一例として、自動車ローン会社の裕融企業(TAC)は、裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)が保有する裕富数位金融の株式17.88%を取得。裕富数位金融はTACの全額出資子会社となる。

 また、TAC傘下のロードサービス業者、行冠企業は裕隆汽車から輸入車メンテナンス業者、慶通汽車の全株式、中古車業者、行将企業の株式20.01%を取得。行冠企業はさらにTACから行将企業の株式40%を取得する。これにより、行冠企業は慶通汽車と行将企業の全株式を取得することになる。

 紡織事業では裕隆汽車が保有する台元紡織の株式20.85%、台文針織の株式5.09%を現物出資する形で、全額出資子会社の元文投資を設立する。