ニュース 建設 作成日:2019年1月22日_記事番号:T00081648
台北市では2015年以降に使用許可を取得した住宅の所有権移転時に、違法建築部分がないことを示す建築士の証明書類の添付が義務付けられているが、ある建築士が証明書類に虚偽の記載を行い、昨年末に文書偽造罪で懲役3月(執行猶予2年)の有罪判決を受けていたことが分かった。違法建築をめぐる証明書類偽造で建築士が有罪となったのは初めて。22日付蘋果日報が伝えた。
問題の物件は、台北市万華区西寧南路の新築物件「Fancy 1」(13階建て)で、17年に13階部分の区分所有者が物件を売却しようとした際、ベランダ部分に違法な雨よけが増設されていたにもかかわらず、建築士が違法建築はないとの証明書類を発行していた。その後、台北市建築管理工程処による実地調査で不正が発覚し、建築士が摘発された。
内政部営建署の統計によると、台湾全土の違法建築は昨年11月現在で66万6,000カ所、台北市だけで8万1,000カ所に上り、摘発は氷山の一角だ。ただ台北市は、過去3年の取り締まりで違法建築の総数は減少傾向にあると説明している。
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