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1月パネル価格、過去最低水準に


ニュース 電子 作成日:2019年1月23日_記事番号:T00081664

1月パネル価格、過去最低水準に

 市場調査会社、IHSディスプレイリサーチのレポートによると、テレビ用パネル価格は1月も続落して過去最低水準となり、一部サイズでは生産コストを下回った。中国での新規生産ライン稼働を受けて、テレビメーカーがさらなる値下がりを期待して調達に慎重になっているため在庫水準が高まっている。価格が下げ止まる見通しは立っていない。23日付経済日報などが報じた。

 サイズ別では、32インチパネルは下落幅が最大の9%となり、オファー価格が40米ドルに落ち込んだ。▽43インチ▽50インチ▽55インチ▽65インチ──なども約3~4%下落した。65インチ、75インチは、昨年12月に中国で第10.5世代工場の新生産ラインが稼働したことを受け、一部メーカーが出荷確保のため戦略的に値下げしている。

2月32インチ、下げ止まりか

 中国の市場調査会社、北京群智営銷諮詢(シグマインテル)も1月パネル価格について、▽32インチ、42米ドル▽39.5/40インチ、69米ドル▽43インチ、83米ドル──と過去最低を記録するとみている。

 シグマインテルは一方、第1四半期の世界のテレビパネル供給は需要を6.8%上回るものの、中国での32インチ減産、サムスンディスプレイ(SDC)の40インチ減産を受けて、これらのサイズは2月に価格が下げ止まると予測した。