ニュース その他分野 作成日:2019年1月23日_記事番号:T00081679
行政院環境保護署(環保署)環境影響評価委員会は22日、二林精密機械産業園区(彰化県二林鎮)の建設計画に関する第2次初審を行い、専案小組(個別案件小委員会)は開発すべきではないとの判断を示した上で、結論を環境影響評価委員会大会(環評大会)に持ち越した。23日付経済日報が伝えた。
環境影響評価委員は、彰浜工業区に遊休地が大量にある上、精密機械園区の予定地である農業用地には洪水防止機能があるとして、開発を進めるべきではないとの認識を示した。10年越しで計画を推進してきた彰化県政府は、異議を申し立て、環評大会で逆転を目指す構えだ。
二林精密機械園区は2008年に設置申請が提出されたが、隣接する中部科学工業園区(中科)第4期二林園区の開発が優先された結果、14年に第2段階の環境影響評価開始が決まり、4年間の準備期間を経て、昨年9月の第1回初審が行われた。
彰化県政府は、地元と精密機械業界から二林精密機械園区には待望論があり、既に300社が進出意向を示しており、800億台湾元(約2,800億円)の投資が見込まれると主張している。
環評大会では逆転認可、開発不可、専案小組への審議差し戻しという3つのシナリオが考えられ、地元・業界と建設反対派の綱引きが激化しそうだ。
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