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TSMCとUMC、景気見通しに慎重


ニュース 電子 作成日:2008年6月16日_記事番号:T00008168

TSMCとUMC、景気見通しに慎重

 ファウンドリー大手の台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)は13日株主総会を開き、張忠謀TSMC董事長と胡国強UMC董事長がともに今後の半導体景気について慎重な見方を示した。14日付蘋果日報が報じた。
 
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 張董事長は米国経済について、「今年はマイナス成長を記録する恐れがあり、マイナスまで至らないとしても例年の3%前後の成長率を大きく下回るだろう。低迷は四半期や下半期という単位の問題ではなく、回復はかなり先になるかもしれない」という見方を示した。しかし、半導体業界の成長率はそれでも5%を維持するとした。

 胡UMC董事長は、「サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題と原油価格の高騰による経済への悪影響で、以前のように3~4カ月先の見通しを立てることができなくなっている」と語った。
 
 なお、米国半導体工業会(SIA)は今月12日、今年の世界の半導体業界の成長率見通しについて、当初の7.7%から4.3%へと大幅な下方修正を行っている。