ニュース 電子 作成日:2019年1月24日_記事番号:T00081691
市場調査会社、ディスプレイサプライチェーンコンサルタンツ(DSCC)の予測によると、中国の液晶パネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)は有機EL(OLED)パネルのコストが第4四半期に最大手のサムスンディスプレイ(SDC)を下回る見通しだ。BOEなどの中国パネルメーカーは台湾メーカー以上にハイエンドスマートフォン用有機ELパネルを強化している。24日付電子時報が報じた。
DSCCによると、BOEの6.39インチQHD+のフレキシブル有機ELパネルの総コストは昨年第4四半期に1枚当たり80米ドルまで低下したものの、SDCの60米ドルを上回った。今年第4四半期にはSDCのコストを下回ると予想されている。
BOEの6.39インチQHD+のフレキシブル有機ELパネルの良品率は昨年第3四半期時点でわずか10%余りだったが、昨年第4四半期に30%以上に上昇した。今年第4四半期には50%を上回り、SDCの70~80%と差が縮小する見通しだ。
また、BOEは中国政府の補助金支給を受けて有機ELパネルの生産能力を拡大し続けており、昨年第3四半期の有機ELパネルの月間出荷枚数は12万5,000枚未満だったが、昨年第4四半期は100万枚を突破したとみられる。
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