ニュース 商業・サービス 作成日:2019年1月24日_記事番号:T00081701
コンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)は23日、新北市の住宅街にある三重集勇店に台湾初となるセルフランドリーとコンビニの複合店舗をオープンした。TOSEI(本社・静岡県伊豆の国市、中村吉孝社長)の洗濯乾燥機5台、2段式乾燥機2台を導入した。導入店の売上高は通常店より20%増を見込み、年内に10店舗以上を目指す。24日付経済日報などが報じた。
生物酵素配合の洗剤が自動供給されるため、消費者は洗剤を持参する必要がない(23日=中央社)
売り場面積42坪のうち、ランドリーエリアは9坪。IoT(モノのインターネット)化により、アプリで空き状況の確認、洗濯終了5分前の携帯電話ショートメッセージサービス(SMS)による通知が可能だ。支払いはファミマのレジで行い、現金以外の決済方式にも対応する。利用料金は大型の洗濯乾燥機が1時間300台湾元(約1,100円)。ファミマは、市場価格より高いが、予備洗い、洗剤の自動供給といった機能を備えるとアピールした。今後、アプリによるランドリー予約機能も追加する。
ファミマは、洗濯乾燥待ち時間のコンビニ利用に期待している。呉勝福執行副総経理は、少人数世帯や賃貸物件に住む人がターゲットと説明した。ランドリーは雨天と冬季の利用が多く、晴天と夏季に利用が多いコンビニと相互補完性があると指摘した。
市場規模、9億元
ファミマによると、台湾全土にセルフランドリーは1,500店で、過去2年で年平均100~120店増と、急速に成長している。市場規模は約9億元。
財政部の統計によると、台湾のランドリー市場規模は年間90億4,000万元で、過去5年で14%成長した。従来型のクリーニング店の数は減少したが、セルフランドリーは10%以上増えた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722