ニュース 農林水産 作成日:2019年1月25日_記事番号:T00081734
アフリカ豚コレラの中央災害対策センターは25日より、中国など過去3年にアフリカ豚コレラが発生した国から豚肉製品を持ち込み、20万台湾元(約71万円)以上の罰金に処せられ、その場で支払うことができない旅客の台湾への入境を拒否する対応を取っている。新たな措置は、台湾籍の人や台湾で居留資格を取得した人は対象とはならない。同日付聯合報が伝えた。
農委会は、アフリカ豚コレラに感染していないことが不明確な肉製品を持ち込んだ旅客に対し、最高で罰金42万豪ドル(約3,280万円)、収監10年に処するオーストラリアに比べ、台湾の罰金は軽いとの認識だ(24日=中央社)
20万元の罰金支払いを命じられた人はこれまでに71人いる。しかし、中国人の台湾入境時に持ち込める現金には2万人民元(約32万円)という規制があるなど、手持ち現金では罰金支払いに足りず、クレジットカードでも一気に20万元を決済できない人が多い。このため、これまではいったん入境を認めた上で、資金を工面する時間を与える対応を取っていた。
行政院農業委員会(農委会)の黄金城副主任委員は「多くの人が罰金を支払っていない。高額の罰金は彼らにとって支払う方法がない」とし、関係官庁との調整の結果、旅客の現金不足や帰国航空券の所持などの事情にかかわらず、罰金を支払えなければ、その場で入境拒否とすることを決定したと説明した。
一方、行政院環境保護署(環保署)は24日、生の豚肉、豚の内臓、豚肉製品を生ごみではなく一般ごみとして回収する方針を明らかにした。ただ、農委会は難色を示している。
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