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台湾周辺で米中が同時演習、緊張の高まり反映


ニュース 政治 作成日:2019年1月25日_記事番号:T00081736

台湾周辺で米中が同時演習、緊張の高まり反映

 24日は中国空軍が最新鋭の早期警戒管制機「KJ-500」、爆撃機「H6(轟6)」などで南シナ海からバシー海峡、西大西洋にかけて飛行させた一方、米海軍太平洋艦隊がミサイル駆逐艦「マッキャンベル」、給油艦「ウォルター・S・ディール」に台湾海峡を航行させた。米中が台湾周辺で同日に軍事力を展開したことは、今年の台湾海峡情勢が厳しさを増すことを予告しているようだ。25日付中国時報が報じた。

/date/2019/01/25/17aircraft_2.jpg大型無人偵察機「鋭鳶」は今回初めて公開された。一昨年から海軍の偵察任務に投入され、昨年は計730隻の偵察に成功している(24日=中央社)

 米艦船は昨年も台湾海峡を3回航行している。太平洋艦隊のコールマン報道官は米メディアに対し、今回の航行は定例的なもので、自由で開かれたアジア太平洋への米国の関与を示すものだと説明した。

 中国海軍は前日の23日にも「蕪湖号」「邯鄲号」「東平湖号」の3隻の軍艦を台湾東部の太平洋から宮古海峡まで航行させ、その後、引き返している。

 台湾国防部は24日、台湾製造の大型無人偵察機「鋭鳶」で、海軍によるバシー海峡でのパトロールの模様を中継した。その際、中国の電子情報収集艦「北極星」が航行する模様も捉えた。