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「結婚まだ?」にへきえき、帰省用ニセ彼募集


ニュース 社会 作成日:2019年1月25日_記事番号:T00081737

「結婚まだ?」にへきえき、帰省用ニセ彼募集

 実家へ帰省した際、両親や親族から結婚の話題を振られることを煩わしく思う独身女性は台湾にも多く、間もなく迎える春節(旧正月、2019年は2月5日)は悩ましい季節となるようだ。こうした中、ある女性がこのほど、親の追及をかわすため日給1万台湾元(約3万5,500円)で一緒に実家へ帰ってくれる「ニセ彼氏」をインターネット上で募集し、話題となっている。

 「爆料公社」などフェイスブック(FB)上の複数の人気コミュニティーページに投稿された記事によると、この女性は春節大みそかの2月4日から6日までの3日間、自身と共に故郷の台東へ行き、両親に会ってくれるニセの恋人を募集。相手の希望年齢は18~30歳、外見については「普通であれば十分だけど、オタクは困る」。条件として、両親の前での喫煙と下ネタ禁止、基本的な台湾語会話ができることが含まれている。

 宿泊先は彼女の実家かホテルで、2人の間のスキンシップについては「ハグが上限、『イケメン』ならセックスも可」としている。ただ文末には「私は美人ではないから決して期待しないこと」と忠告した上で、「いったん取引が成立すれば、必ず最後まで付き合うこと」と記されていた。

 とはいえ、あるコミュニティーページに投稿されたバージョンには、この女性本人とみられる画像が掲載されており、これが長い髪で色白の美人だったことから、大勢の男性が名乗りを上げる事態となった。中には画像が本当に本人か疑念を抱き「まずビデオ会話がしたい」と申し出るユーザーもあった。

 今回の募集について警察は、性的関係を結ぶことは双方の金銭取引の対象に含まれていないため、犯罪行為は構成しないとの見方だ。ただ弁護士からは「公共の場で性交渉の相手を募集した」と見なされれば、「社会秩序維護法」違反、18歳未満の相手と性交渉を行った場合は「児童・少年の性的搾取防止条例」違反となる可能性があると指摘した。