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5G免許、3.5ギガ帯は3社に免許か


ニュース 電子 作成日:2019年1月28日_記事番号:T00081743

5G免許、3.5ギガ帯は3社に免許か

 国家通訊伝播委員会(NCC)は、第5世代移動通信(5G)に割り当てる周波数帯のうち、主力となる3.5ギガヘルツ(GHz)帯で少なくとも3社に免許を発給する方針だ。28日付工商時報が伝えた。

 NCCは5Gの作業グループ会合で、3.5GHz帯で割り当てる合計270メガヘルツ(MHz)幅の周波数帯のうち、1社当たりの割り当て幅を最大100MHzとする方針を固めた。少なくとも3社が免許を取得する見通しだが、実際の免許発給数は市場メカニズムによって決定する。

 また、カバーエリアを補完する役割を果たす28GHz帯は、合計2,500MHz幅の周波数帯が割り当てられ、1社当たりの割り当て幅を800MHzとする方向だ。少なくとも4社への免許発給が見込まれる。

 割り当てる周波数帯は10MHz幅を最小単位とする構えで、3.5GHz帯の場合は、合計270MHz幅の周波数帯を27分割することになる。

 行政院科技会報(BOST)の蔡志宏執行秘書は「5Gの政策方向は今週か春節(旧正月)後にも明らかにする」とし、免許発給数は人口密集地域では競争、非人口密集地域ではネットワークの共同整備を原則とする方針だ。また、電波利用料を引き下げ、通信キャリアによる5Gインフラ整備費用を抑制する。

 ネットワークの共同整備は、電信管理法改正案の可決が前提となる。ただ、寡占防止の観点から、中華電信、台湾大哥大(台湾モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の三大キャリア同士のネットワーク共同整備は避ける考えだ。

 NCCはこの他、4G用として、1,900MHz付近の周波数帯を追加で割り当てることも検討している。