ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年1月28日_記事番号:T00081747
鉄鋼大手の世紀鋼鉄結構(センチュリー・アイロン&スチール・インダストリアル)は25日、台北港で洋上風力発電の海面下基礎構造のサプライヤーによる共同記者会見を開き、風力発電の電力買い取り価格の動向にかかわらず、サプライチェーン全体で128億4,500万台湾元(約460億円)を投資し、2,500人分の雇用機会を創出すると説明した。26日付工商時報などが伝えた。
世紀鋼鉄結構が台北港で建設中の工場棟。台湾サプライチェーンの成長を促すために、適切な買い取り価格の設定が必要との立場は同社も同じだ(26日=中央社)
経済部は30日に2019年の洋上風力発電の電力買い取り価格を最終決定するが、1キロワット時(kWh)当たり5.106元という当初案に対し、業界に安過ぎるとの反発がある。価格水準によって、洋上風力発電業者の投資計画にも変動が予想される中、世紀鋼鉄結構は投資ペースを緩めず、風力発電設備の台湾生産化に引き続き取り組む姿勢を表明した格好だ。
世紀鋼鉄結構の頼文祥董事長によると、台北港の16ヘクタールの敷地に洋上風力発電の海面下基礎構造を建造する工場を設置し、今年第3四半期にも試験稼働を開始した後、20年の量産開始を見込む。年産能力はモノパイル式基礎構造50基、ジャケット式基礎構造50基、基礎パイル150本。投資は段階的に60億元に達し、1,000人以上の雇用を創出する。
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