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新薬ルモサ、セバックスに23%出資へ


ニュース 医薬 作成日:2019年1月30日_記事番号:T00081805

新薬ルモサ、セバックスに23%出資へ

 医薬品メーカー、晟徳大薬廠(センター・ラボラトリーズ)傘下の新薬開発会社、順天医薬生技(ルモサ・セラピューティクス)は、免疫療法の新薬開発メーカー、生控基因疫苗(セバックス・ジェネティクス・ワクチン)の第三者割当増資引き受けと発行済み株式の取得で同社株式の23.79%を取得すると発表した。投資額は1億台湾元(約3億5,500万円)を見込む。30日付工商時報が伝えた。

 晟徳の林栄錦董事長は「出資後の整理を経て、1億元を追加投資する」と述べ、最終的にセバックスの株式を60%以上取得する考えを示した。

 ルモサの出資後、セバックスは役員改選を行い、董事会で主導権を握る。今後はセバックスの「融合タンパク新薬開発プラットフォーム」を活用し、免疫療法をはじめ、B型肝炎などの新薬開発を進める計画だ。

 セバックスは現在、ヒトパピローマウイルス(HPV)とB型肝炎ウイルスの分野で新薬開発に取り組んでいる。林董事長は「セバックスの興櫃市場(未公開株取引市場)への再登録は急がない。まずはセバックスの研究開発(R&D)プラットフォームと財務を整理した上で、研究開発人材を迎え入れ、経営を軌道に乗せたい」と説明した。