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中国保険業者の台湾進出、相互主義を適用


ニュース 金融 作成日:2008年6月17日_記事番号:T00008181

中国保険業者の台湾進出、相互主義を適用

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、計画中の中国保険業者の台湾進出開放について、当面は「事務所の開設、2年後に支社への昇格申請を認める」とする方針だ。中国が台湾の保険業者進出でこの方式をとっているため相互主義にのっとる考えで、今後の中台公式協議の議題に組み入れる方針。17日付経済日報が報じた。

 金管会はこのほど台湾の保険業界に対し、中国業者の進出開放について意向を尋ねたところ、損保業者は「市場は既に飽和状態であり、進出しないでほしい」という傾向だった一方、生保業者は「来ても構わない」という反応だった。

 なお、これまで台湾に事務所の意向を示した中国の保険業者はなく、中国の銀行業界とは大きく異なっている。これについて金管会では、「銀行業界とは違い、保険商品を売るのには、特に台湾親会社の信用状況を把握しておく必要はないためだろう」とコメントしている。