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トウモロコシ急騰、豚肉など高値懸念


ニュース 食品 作成日:2008年6月17日_記事番号:T00008188

トウモロコシ急騰、豚肉など高値懸念

 
 米中西部を襲った洪水被害を受け、台湾の商品取引市場ではトウモロコシの現物価格が16日、先週末比4.34%高の1キログラム当たり(以下同)12台湾元(約42.6円)の過去最高値まで上昇した。家畜用飼料価格の上昇は必至で、豚肉、大豆粉、サラダ油の価格上昇につながることも予想されている。17日付経済日報が伝えた。

 業界関係者は、大豆やトウモロコシの高値は畜産品やサラダ油などの生産コストを直撃し、原油高に並ぶ物価上昇効果を招くと指摘する。

 16日の大豆粉相場は同5.33%高の1キロ当たり15.8元、18リットル入り業務用サラダ油も950元まで上昇した。業界関係者はサラダ油価格は1,000元の高値水準まで上昇する可能性があるとみている。

 一方、豚肉市場では食品加工業者が値上げを見越し、中元節や中秋節の需要を賄うため、畜産業者との長期契約に動いていることを反映し、16日の豚肉相場は同0.5元高の1キログラム当たり76元を付けた。業界関係者は7月中に豚肉相場が80元の大台を記録するとみている。