ニュース 運輸 作成日:2019年2月11日_記事番号:T00081887
香港系の物流会社、嘉里大栄物流(ケリーTJロジスティクス)が桃園市観音区に開設した物流センターで6日に火災が発生。火は10時間にわたり燃え続け、配管工事を行っていたベトナム籍の作業員3人が死亡、1人が重傷を負った。同物流センターは昨年12月1日に運用を開始したばかりだった。倉庫に大量に保管されていた自動車用バッテリーが発火原因とみられる。7日付蘋果日報などが報じた。
消防隊によって外壁が壊され、周辺に濃煙が立ち込めた(6日=中央社)
ケリーTJロジスティクスの桃園物流センターは5階建てで、総床面積は約1万2,000坪に上り、1階部分は小口トラック輸送(LTL輸送)業務向けに、2~4階部分は倉庫に使用され、5階には燃料タンクが設置されていた。6日は外部の業者が派遣したベトナム人男女6人を含む作業員が、2階で空調用配管工事を行っていた。
同日午前10時20分ごろに通報を受けて消防隊が現場に駆け付けたところ、既に火は猛烈な勢いとなっており、さらに建物が防熱壁に覆われ、煙の排出口が少ない構造だったこと、内部に燃えやすいものが大量に保管されていたことなどから、消火作業に時間を要し、午後8時20分ごろにようやく鎮火した。顧客から預かった荷物などを含む被害総額は約1,000万台湾元(約3,560万円)とみられる。
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