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IBM台湾支社、賃貸料倍増で南港へ移転


ニュース 建設 作成日:2008年6月17日_記事番号:T00008189

IBM台湾支社、賃貸料倍増で南港へ移転

 
 現在、信義計画区の国泰金融中心ビルにオフィスを構える米IBMの台湾支社は、家主に当たる国泰金融控股が賃料を1坪当たり2,000台湾元から4,000元(約1万4,200円)に値上げし、年間賃料が1億元から2億元へと倍増することになったことから移転を決めたもようだ。移転先は9月に落成予定の南港軟体園区第3期ビルとみられる。17日付経済日報が報じた。
   
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 IBMが移転した後、国泰金融中心ビルは3、4階部分が空室となり、信義計画区の空室率は10%から16%に上昇する。南港軟体園区は、都市交通システム(MRT)、台湾鉄路(台鉄)、台湾高速鉄路(高鉄)が近くを走り、南港展覧館も隣接している。

 マイクロソフト、エプソンなど信義計画区にオフィスを構える多くの外資系企業が近々賃貸契約の期限を迎えることになっており、コンピュータ業界世界最大手のIBMが南港に移ったことで、これらの企業も追随し、台北東地区の中心が信義計画区から南港区へと移るのではないかと注目を集めている。

 一方、国泰金の李長庚スポークスパーソンは、「値上げは合理的なものであり、賃料が特別に高いということはない」とコメントしている。