ニュース 電子 作成日:2019年2月13日_記事番号:T00081925
中国の市場調査会社、北京群智営銷諮詢(シグマインテル)の統計によると、2018年のノートパソコン用液晶パネルの出荷枚数は1億8,500万枚で前年比4.5%増加した。▽京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)▽友達光電(AUO)▽群創光電(イノラックス)▽LGディスプレイ(LGD)──の上位4社で市場シェア90%以上を占めた。13日付電子時報が報じた。
台湾パネルメーカーはノートPCパネル価格の下落を受け、利益率の高い製品に注力している。ただ、中電熊猫信息産業集団(CECパンダ)が第8.5世代工場でIGZO(酸化物半導体、イグゾー)パネル、深圳市華星光電技術(CSOT)が第6世代工場でLTPS(低温ポリシリコン)パネルを生産し、価格戦略を仕掛ければ、20年にはノートPCパネル市場の勢力図に変動が起こりそうだ。
モニターパネル出荷、10%増
一方、奥維咨詢(AVC)によると、昨年の液晶モニター向けパネル出荷枚数は1億5,100万枚で前年比10%増加した。12年の1億7,800万枚から17年の1億3,700万枚まで6年連続で減少していたが、昨年は盛り返した。米中貿易戦争の影響で、デル、HP、聯想集団(レノボ)が在庫を積み増したことなどが理由だ。メーカー別では、BOEが3,730万枚で首位に立ち、LGDの3,450万枚を上回った。3位以下は▽イノラックス、2,800万枚▽AUO、2,620万枚▽サムスンディスプレイ(SDC)、1,650万枚──の順だった。
今年の液晶モニター向けパネル市場は、CECパンダが21.5、23.8、31.5インチ、CSOTが21.5、23.6、31.5インチパネルで量と価格の両面から攻勢をかけ、BOEやイノラックスを脅かす見通しだ。
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