ニュース 石油・化学 作成日:2019年2月14日_記事番号:T00081954
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が13日発表した1月連結売上高は合計1,381億2,600万台湾元(約4,970億円)で、前月比2.6%増、前年同月比8.9%減だった。原油価格の下げ止まり、春節(旧正月、2019年は2月5日)前の在庫確保などで、5カ月ぶりに前月を上回った。14日付経済日報などが報じた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の1月連結売上高は195億100万元で、前月比7.5%増、前年同月比1.8%増だった。林健男同社董事長は、原油価格反発を受けて顧客が調達を再開した他、包装材やインドのポリ塩化ビニル(PVC)需要が貢献したと説明した。
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は249億9,500万元で、前月比0.7%増、前年同月比14.3%減だった。顧客の在庫水準が低下していた電子材料や、ポリエステルの需要が増加した。
一方、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は317億8,800万元で、前月比0.4%減、前年同月比6%減だった。パラキシレン(PX)、スチレンモノマー(SM)価格のさらなる上昇を見込んだ売り惜しみ、生産調整で販売量が減少した。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は618億4,200万元で、前月比3.5%増、前年同月比10.9%減だった。
台湾プラ主要4社は第1四半期売上高について、春節による2月の稼働日減少、3月に予定される台塑化の定期点検のため、昨年第4四半期を下回るとみている。ただ、顧客の調達が既に回復傾向にあること、第2四半期の需要期入りから、3月以降は需要が高まり、オファー価格も上昇する見通しだ。
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