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「蔡政権が都市交流妨害」、韓高雄市長が批判


ニュース 政治 作成日:2019年2月14日_記事番号:T00081967

「蔡政権が都市交流妨害」、韓高雄市長が批判

 韓国瑜高雄市長(国民党)は13日、メディアのインタビューで、蔡英文政権について、「高雄と大陸(中国)の都市交流を妨害し続けることは愚かでつまらないことだ」と批判した。14日付中国時報が伝えた。

/date/2019/02/14/18han_2.jpg韓市長(左)は、蔡総統は権力が欲しいだけで、市民を顧みていないと批判した(13日=中央社)

 韓市長は「両岸(中台)問題は中華民国の存亡がかかった大問題で、最大の試練であり、誰もが逃げられない」とし、男女が仲むつまじい様子を形容する「你儂我儂」という言葉を例に挙げ、「両岸一家親(両岸は一家族)」以外にもさまざまな主張の仕方があると述べた。

 また、民進党政権の重要目標は反原発と台湾独立であり、立法院で絶対多数を握っている今しか台湾独立を推進できるタイミングはないとし、現在の民進党政権の発言を抑えた態度はふりだけだと断じた。

 その上で、韓市長は蔡総統に矛先を向け、「1992年の共通認識(92共識)を認めず、中華民国を愛さず、台湾独立もしようとしない──。これでは2,300万人の民衆はどこに向かえばよいのか。総統としてわれわれに説明する責任がある」と批判。蔡総統に対中政策を明確にするよう迫った。

 韓市長の発言に対し総統府の張惇涵報道官は13日、「市政に立ち戻り、早く政見を実現させてもらいたい」と皮肉った。