ニュース 電子 作成日:2019年2月15日_記事番号:T00081975
ファウンドリー世界2位、米グローバルファウンドリーズ(GF)の元従業員を名乗る人物が中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」で明らかにしたところによると、GFは中国四川省の成都工場の生産を停止し、設備の売却を進めているもようだ。従業員は従来の300人余りから現在200人まで減少しており、4~6月に同工場を閉鎖する決定がなされる可能性があるという。15日付蘋果日報が報じた。
GFは昨年8月、7ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)プロセス開発の無期限延期を発表し、今年1月にはシンガポールの8インチウエハー工場をファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)傘下の世界先進積体電路(VIS)に売却することも明らかになった。GFの経営悪化から金融機関が同社の大株主に接触し、身売りの準備を進めているとの観測も浮上している。
台湾経済研究院(台経院、TIER)の劉佩真研究員は、GFは米中貿易戦争を受けて成都工場の投資計画先送り、見直しを進めている可能性があるが、中国市場から完全に撤退することはないとの見方を示した。中国の半導体メーカーの特殊製造プロセスはGFほど成熟しておらず、GFが今後どのように事業モデルを転換するかが注目点と指摘した。
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