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イノラックス、昨年Q4赤字転落【図】


ニュース 電子 作成日:2019年2月15日_記事番号:T00081977

イノラックス、昨年Q4赤字転落【図】

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)の14日発表によると、昨年第4四半期は純損失6億9,700万台湾元(約25億円)で赤字に転落した。パネル価格下落が響き、友達光電(AUO)同様、本業で赤字を計上した。15日付工商時報などが報じた。

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 同社の昨年第4四半期連結売上高は722億4,300万元で、前期比2.3%減少した。粗利益率は6.2%で、3.9ポイント下落した。営業損失は14億3,100万元だった。

 昨年通年の連結売上高は2,793億7,600万元で、前年比15.1%減だった。粗利益率は9.6%で11.3ポイント下落、営業利益は48億3,500万元で89.7%減、純利益は22億2,300万元で94%減だった。

1月9%減収

 同日発表した今年1月の連結売上高は212億800万元で、前月比9.9%減、前年同月比18.8%減だった。大型パネル出荷枚数は1,010万枚で前月比16.2%減、中小型パネルは1,915万枚で17.1%減だった。

 同社は第1四半期について、大型パネル価格は底を突き、平均単価は横ばい、出荷枚数は前期比15%減少すると予想している。中小型パネルはスマートフォン向けの非需要期と供給過剰から、平均単価は15%下落、出荷枚数は15~19%減少すると予測した。

 イノラックスは今年について、マクロ環境の見通しが悪く、新規生産能力の開設による供給過剰にも直面すると指摘。生産ラインと製品構成の調整、新技術展開で対応する考えを示した。