ニュース 農林水産 作成日:2019年2月15日_記事番号:T00081991
鶏卵の供給不足が続く中、行政院農業委員会(農委会)の陳吉仲主任委員は14日、中南部の鶏卵加工業者に在庫提供を依頼し、大台北地区(台北市、新北市、基隆市)の消費者と飲食店向けに供給している他、23日以降に米国、日本からの輸入鶏卵が到着すると明らかにした。15日付中国時報が報じた。
陳主任委員は、花蓮・台東地区でも不足すれば対応すると説明。輸入は供給不足が解消するまで続けると説明した(14日=中央社)
陳主任委員は、現在1日当たり約2,000~5,000箱(40万~100万個)の鶏卵が不足していると説明。中南部の加工業者から1日当たり40万個の鶏卵を調達しており、来週は調達量を1日当たり80万個に拡大するという。23、24、27日に米国、日本から計140万個の輸入鶏卵が到着後、中南部の加工業者からの調達分を返却する計画だ。
陳主任委員は、輸入鶏卵は関税を含めて1台斤(600グラム)当たり55~65台湾元(約197~232円)と台湾での価格を上回るが、主に加工業者が使用するため一般市場価格への影響はないと説明した。
現在、鶏卵の産地価格は1台斤当たり36.5元まで上昇している。陳主任委員は、1月に採卵鶏の飼養羽数が100万羽以上増えたが、一部の養鶏場が春節(旧正月、2019年は2月5日)連休期間に採卵鶏を休ませる換羽処理を行ったため、1日当たりの採卵量が10万5,000箱分に回復するのは3月末以降と予想した。
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