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台湾民主化運動に献身、牧師の高俊明氏死去


ニュース 社会 作成日:2019年2月15日_記事番号:T00081997

台湾民主化運動に献身、牧師の高俊明氏死去

 台湾民主化運動に身を投じ、陳水扁政権下で総統府資政を歴任するなどした牧師の高俊明氏が24日午後5時25分、台南市の介護施設で死去した。89歳だった。15日付蘋果日報などが伝えた。

/date/2019/02/15/18kao_2.jpg旧約聖書「哀歌」の「投獄され踏みにじられた者を神は見過ごさない」という一節を手にする高牧師(14日=中央社)

 高氏は1970年に台湾基督長老教会の総幹事に就任。77年には「台湾を新しい独立国家にするべきだ」という内容の「人権宣言」を発表し、注目を集めた。79年に起きた美麗島事件では、当時反乱犯とされた施明徳氏の逃亡を助けたとして、懲役7年の判決を受け、4年間服役した。出所後は民進党の林義雄元主席らとともに台湾の民主化に積極的に取り組んだ。近年は同性婚容認に反対の立場を堅持した他、今年初めには台湾独立派の大物らと共同で、蔡英文総統に再選を断念することを求める公開書簡を発表した。