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南亜プラ、離型フィルム増産へ


ニュース 石油・化学 作成日:2019年2月18日_記事番号:T00082007

南亜プラ、離型フィルム増産へ

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は近く開催する董事会で、新北市の樹林工場に5、6本目の受動部品用離型フィルム生産ラインを設置することを決定する。2020年6月に稼働予定で、年産能力は28万8,000平方キロメートルを計画する。離型フィルム年産能力は今年9月に同工場で稼働する4本目の生産ライン(年産能力12万平方キロメートル)を含め、64万8,000平方キロメートルへと現在の2.7倍に拡大する見通しだ。18日付工商時報が報じた。

 南亜プラは樹林工場を含む台湾での生産拡大に計118億5,000万台湾元(約425億円)を投資する。このうち、嘉義県第2工場に導入するポリプロピレン(PP)を主原料とする合成紙の生産ラインが5月に稼働する予定で、合成紙の年産能力は6万5,000トンから8万7,000トンに増える。また、嘉義県新港工場区に増設する銅箔(どうはく)第4工場は7月に稼働予定で、銅箔の年産能力は1万8,000トンから5万4,000トンに拡大する。新北市林口区に新設する光電用ポリエステルフィルム工場は20年5月に稼働予定で、ポリエステルフィルムの年産能力は1万3,000トンから12万1,000トンに拡大する。