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中小型パネル価格下げ止まり、中華映管の減産で


ニュース 電子 作成日:2019年2月20日_記事番号:T00082054

中小型パネル価格下げ止まり、中華映管の減産で

 中国の市場調査会社、北京群智営銷諮詢(シグマインテル)によると、経営再建を目指す中華映管(CPT)の大幅減産を受け、市場のスマートフォン用アモルファスシリコン(a-Si)パネルとタブレット端末向けパネル価格が下げ止まった。ただ、非需要期のため、価格上昇圧力は小さいようだ。20日付工商時報が報じた。

 シグマインテルによると、中華映管の減産で需給は好転したが、スマホ用a-Siパネルは顧客の在庫水準が高いことから、1月価格は横ばいで、5インチは約2.7米ドル、5.7インチは約3米ドルだった。

 タブレット端末向けパネルは、中華映管の第6世代工場の減産で、1月価格が昨年12月に比べ上昇した。シグマインテルは、2月は横ばいとみており、7インチモジュール価格は平均7.6米ドルと予測した。

LTPSは小幅下落

 一方、低温ポリシリコン(LTPS)パネルは、価格下落が1年以上続いている上、中国パネルメーカーがアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルに注力していることから、スマホ用5.99インチ(インセル型タッチパネル含む)パネルは平均16.9米ドルで0.1米ドル下落、6.26インチは平均19.8米ドルで0.2米ドル下落にとどまると予測した。