ニュース 建設 作成日:2019年2月20日_記事番号:T00082065
不動産価格比較サイト「屋比房屋比価」の統計によると、台湾全土で賃貸募集している店舗物件数は2月18日時点で1万2,481件と、前年同期比9.4%増加した。行政区別では、東区商圏などを抱える台北市大安区が618件で最多だった。20日付工商時報などが報じた。
東区商圏では近年、▽江浙料理店の永福楼▽喫茶店の金鉱咖啡(クラウン&ファンシー)▽腕時計のスウォッチ──など閉店が相次いでいる。
屋比房屋比価の創業者、葉国華氏は、中国人観光客の減少、電子商取引(EC)の発展の他、月間数十万~数百万台湾元(1元=約3.6円)に高騰した賃料を負担できなくなった店舗が閉店を迫られていると指摘。実態店舗は危機にひんしており、今後も空き店舗物件が多い状況が続くと予測した。
行政区別の2位以下は、桃園市桃園区の488件、林森北路などを含む台北市中山区の385件と続いた。
一方、空き店舗物件の増加にもかかわらず、賃料はそれほど下落していない。全土の平均賃料は1坪当たり1,645元と前年同期比6.3%下落した一方、台北市では5.3%の下落にとどまった。
屋比趨勢研究中心の陳傑鳴総監は、オーナーが賃料引き下げに消極的なのは、物件の価値を損なうことを懸念しているためと指摘した。
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