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銀行の18年海外事業収益、前年比10%増【表】


ニュース 金融 作成日:2019年2月20日_記事番号:T00082067

銀行の18年海外事業収益、前年比10%増【表】

 金融監督管理委員会(金管会)の19日発表によると、台湾資本の銀行の海外拠点で2018年に得られた税引き前利益は、前年比10.7%増の618億9,000万台湾元(約2,230億円)で、うち香港(333億2,000万元)、中国(60億4,000万元)、マカオ(4億7,000万元)の拠点における利益は計398億元で29.5%増加した。一方、新南向政策の対象18カ国の拠点における利益は67億6,000万元で21%減となった。20日付工商時報が報じた。

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 金管会は、新南向政策対象国のうち、東南アジア諸国は急速な経済成長を見せている上、人口も多く、将来性の高い市場とみられているが、信用リスクも高いと分析。台湾資本の銀行のシンガポール拠点が昨年、協調融資(シンジケートローン)の貸し倒れのため1億5,000万元の損失に転じたことで、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の拠点における利益は、17年の75億6,000万元から昨年は54億9,000万元に減少したと指摘した。