ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

小三通拡大が19日から実施、外国人にも開放か


ニュース その他分野 作成日:2008年6月18日_記事番号:T00008210

小三通拡大が19日から実施、外国人にも開放か


 劉兆玄行政院長は17日、立法院での質疑応答の際、19日の行政院会議(閣議)で、金門島経由で中国大陸に渡航する「小三通」の利用資格を拡大する「拡大小三通実施弁法」を議決し、これまで金門・馬祖の戸籍保持者などに制限されていた小三通を、台湾住民全員に開放すると発言した。馬祖選出の曹爾忠立法委員によると、同法は即日施行される見通しで、外国人にも渡航が開放される見通しだという。18日付聯合報などが報じた。

 曹立法委員によると、「小三通」を利用すれば、飛行機の直航便を利用するよりも片道約900~1,400台湾元(約3,200~5,000円)安く中国に行けるという。

 「小三通」の拡大実現に、金門・馬祖地区の旅行業者は「長い間この日を待っていた」と喜びを表す。また、政府に対し、中国大陸住民に72時間以内の「ノービザ渡航」を認めることや、入境手続きの簡素化など関連措置を合わせて実施することも期待している。

 李炷烽金門県長は、「今後は金門・馬祖の住民が身分証を提示すれば、対岸のアモイと自由に行き来できるようになる『金門・アモイ共同生活圏』の形成を目指したい」と語っている。