ニュース 電子 作成日:2019年2月22日_記事番号:T00082106
受動部品大手、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)が21日発表した2018年純利益は197億700万台湾元(約710億円)で過去最高、前年の7.5倍に上った。積層セラミックコンデンサー(MLCC)価格は下向いたものの、過去10年の平均を上回っており、同社の純利益は昨年を頂点に、今年も高水準が期待できそうだ。22日付工商時報などが報じた。
ウォルシンの昨年連結売上高は477億5,500万元、粗利益率は60.4%だった。ただ、中国の商社の在庫調整、米中貿易戦争の影響で、昨年第4四半期の純利益は48億6,900万元と前期比46.5%減少、粗利益率は62.03%と8.74ポイント下落した。
ウォルシンは昨年第3四半期売上高の応用先が、▽産業用、28%▽ネットワーク機器とコンピューター関連、それぞれ26%▽消費者向け電子製品、15%──で、自動車向けは5%、主に車載インフォテインメント(情報・娯楽)システム(IVI)用だった。日本メーカーがハイエンドの車載用MLCCに注力する中、今後ウォルシンは車載IVI用の受注が増えそうだ。
ウォルシン子会社の信昌電子陶瓷(プロスペリティー・ダイエレクトリックス、PDC)は、昨年連結売上高が57億5,100万元で前年比81.8%増、純利益は14億8,200万元で前年の4.09倍だった。
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