ニュース 金融 作成日:2019年2月23日_記事番号:T00082145
中央銀行(中銀)が22日発表した国際収支統計によると、2018年の金融収支は519億2,000万米ドルの純流出だった。高い投資報酬率を求めた海外への資金流出に加え、外資による台湾株売却で、証券投資による純流出が807億米ドルと過去最大を記録した。23日付経済日報が報じた。
証券投資による純流出うち、投資信託ファンドや保険会社など台湾人の対外証券投資による純流出は688億米ドルと、過去3年で最小だった。一方、外資の台湾株売却による資金流出は119億米ドルと、15年が小幅な純流出となったのを除いて、12年以降で初の純流出となった。
金融収支の純流出が続く過去8年半の累計額は4,133億1,000万米ドルに達した。中銀は、▽日本▽韓国▽シンガポール▽ドイツ▽ロシア──なども経常収支は黒字、金融収支は純流出であり、対外債権が増加するのは通常の現象だと説明した。
昨年の経常収支は682億6,000万米ドルの黒字と、過去4年で最小だった。昨年第4四半期の輸出減少、昨年第2~3四半期の原油価格上昇、設備投資のための機械の輸入増加で黒字が縮小した。
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