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北極星薬業の総経理解任、新薬開発失敗の責任追及か


ニュース 医薬 作成日:2019年2月25日_記事番号:T00082167

北極星薬業の総経理解任、新薬開発失敗の責任追及か

 抗がん剤開発に取り組む新薬会社、北極星薬業(ポラリス・ファーマシューティカルズ)の創業者、呉伯文総経理が董事会で解任された。総経理の職務は陳紹琛副総経理が代行する。24日付経済日報が伝えた。

 同社は肝臓がんや腎臓がんの分子標的薬を開発しているが、いずれも投資段階にとどまっている。解任劇は呉総経理の主導による肝臓がん臨床試験が失敗し、開発が進展しなかった責任を問われた格好だ。同社は度重なる増資を実施したが、支出ばかりがかさみ、経営が苦しくなっていた。

 同社は25日にも説明会見を開き、組織再編や今後の経営戦略について説明を行う予定とされる。証券業界は呉総経理の解任で経営失敗に対する投資家の不満をある程度は軽減できるが、今後の経営状況をさらに見守る必要があると分析している。