ニュース 政治 作成日:2019年2月26日_記事番号:T00082200
マレーシアとシンガポールを訪問している韓国瑜高雄市長は24日夜から25日昼にかけて、マレーシア・クアラルンプール市のノル・ヒシャム・アフマド・ダハラン市長や複数の下院議員、政界関係者と相次いで会う予定だったが、会場に相手方が現れず、約束を破られたか、何らかの圧力を受けたのではないかと指摘する声が上がっている。26日付自由時報が伝えた。
韓市長(中)。高雄市政府の外交分野での経験不足が原因はないかとの指摘もある(中央社)
韓市長に随行している人物は、ノル・ヒシャム市長、与党・民主行動党(DAP)幹部で有力下院議員のタン・コックワイ氏との会見は当初確かに予定されていたと証言した。
しかし、タン氏は現地メディアの取材に対し、「当初からそのようなスケジュールはなかった」と否定した。
ただ、マレーシア・台湾経貿協会顧問で、台湾の僑務委員である丁重誠氏が開いた昼食会には、台湾の洪慧珠駐マレーシア代表、マレーシア側の下院議員、地方議会の議長らが出席。席上、韓市長とマレーシア側出席者が接触する場面はあった。
混乱の背景には、韓市長の日程が事前に漏れたため、中国政府や台湾の蔡英文政権から圧力を受けたのではないかとの見方もある。ただ、台湾外交部は「報道は事実ではない。外交部は行政の中立を保ち、必要な支援を行う」と圧力説を否定した。
マレーシアでは2017年の柯文哲台北市長の訪問時にクアラルンプール市長との会見が中止され、当時も中国政府の圧力ではないかとの指摘があった。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722