ニュース 電子 作成日:2019年2月27日_記事番号:T00082208
市場観測によると、受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は、2月の設備稼働率が約30%まで下がっており、第1四半期の稼働率も40~50%にとどまる見通しだ。春節(旧正月、2019年は2月5日)連休も1週間延長したもようで、米中貿易戦争の影響で受注が大幅に減少したとみられている。27日付経済日報が報じた。
ヤゲオは26日、米中貿易戦争の影響で、中国の流通業者が在庫調整を行っており、非需要期を利用して在庫調整に協力していると説明した。
同業大手、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)は、現在の稼働率は約70%だが、3月以降は回復する見込みで、第1四半期が1年のうちの底となると予測した。
証券会社のレポートによると、受動部品の第1四半期オファー価格は20~30%下落する見通しだ。外資系証券会社は、受動部品の景気は早ければ第2四半期に底を打つものの、下半期も後退する恐れがあるとの見方で一致している。
川下メーカーは、昨年上半期まで、受動部品を買えるだけ買うムードだったが、在庫水準が異様に高まったころに米中貿易戦争が起こったため、在庫調整に転じている。業界関係者は、今年は受動部品にとって休息の1年となるが、第5世代移動通信(5G)、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)などの要素によって将来的には楽観できると指摘した。
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